台湾交通の現状について
今日は家に帰る途中、なんか道路で騒ぎがあったようで、足を止めて隣で観察していた。
路上でバスが止まっていたが、その理由は多分前のトラックが違法駐車していたからのようだ。バスの運転手は多分不機嫌だったので、直接道の真ん中で止まっていて、後ろの車は全部通れなかった。
ちょうど僕は元々趣味でユーチューブで交通に関するビデオを見ていたので、5/1 から一般市民の違法駐車の事後通報が現行犯の取り締まりのみになったことは知っている、だから仕方なく、直接警察を呼んだ。でも残念だが、警察が遅すぎて、その違法駐車の運転手が通報から約十分後に車に戻ってきてそのまま逃げてしまった。
僕は車の運転免許をもらってからもう4年、プロじゃなくても、運転手として少なくとも経験者レベルだと思う。だから「台湾の交通はもう救いはない」って、自信を持って言える。
まず、台湾では運転免許が簡単に手に入るから、運転者たちの質が悪い。先ほど言った違法駐車はともかく、人に譲ることも、交通標識に従うことも出来ない。その上、政府の交通管理機関も全部愚か者だ。違法駐車をレポートする体制を取り消して、そして色んなバカバカしい政策と法律を作った。
例えば、全世界で台湾にしかない「曲がり待ちエリア」だ。
台湾は日本とは違い右側走行である。大きな道で、左に曲がりたいときは、右の対向車線を越えなくてはいけない。その場合、スクーターは車と違ってそのまま左折することができない。まず、交差点内に設置された「曲がり待ちエリア」に入り、曲がりたい方向を向いて赤信号を待つ。そして、信号が青になったら直進する。
えぇ?なんで普通に車と同じように曲がれないの?それは政府が「スクーターは中の車道にいることが危険だ」と勝手に思ったから、主要な道路の中の車道でのスクーターの走行を禁止したからだ。
「スクーター待ちエリア」の設置も大問題だと思う。それは十字路で、道の先端に設置した、赤信号待ち用の区域だ。
一見、合理的な設計だけど、もし赤信号で、車の後ろのスクーターがそのエリアに辿り着きたいなら、止まっている車と車の間をつい通ってしまう。このルールの設置から今までの長い期間で、スクーターの運転手はこんな習慣ができてしまって、もう当たり前のように車と車の隙間にで潜る。
根本的に言うと、台湾の交通問題の原因は愚かな国民のせいだ。政府の人は殆ど馬鹿だし、国民も何が正確で、何が間違っているのか分別できない。
でも一番大きい問題は、彼らが「自分はばか」ということすらわからないことだ。
だから日本に行った時、必ず車をレンタルして、秩序がある日本の交通を体験したい。