暗号通貨

このインフォメーションが盛んな時代、数年に一回、新しいトレンドの技術が出る。この数年のトレンドは多分ブロックチェーンだろう。

ブロックチェーンはテクノロジーだが、それが最も実用化された応用は多分暗号通貨だ。

僕の専攻のインフォメーションとファイナンス学部はちょうど「暗号」のインフォメーション学科と「通貨」のファイナンス学科と繋がりがあるから、大学に入ってからこの技術について聞く機会が多かった。

簡単に言うと、ブロックチェーンは非中央集権、データが消せない、そして遅いデータベースだ。

このデータベースの唯一の利点は多分、非中央集権の特性。

「非中央集権」という特性は「各地のコンピュターで一緒にひとつのデータベースの真実の様子を覚えると決める」から、表面的に、この技術は「利便性」と「効率」を代価として、「自由」と「安全」の特性に交換する。

でも、こんな技術はそんなに安全じゃない、少なくとも僕はそう思う。

例えば、このデータベースを編集できるあるコンピューターがハッキングされた、そしてそのハッカーが偽の資料を追加したら、どう検証したらいいだろうか?

こんな状況を防止するために、バックアップの中央集権型データベースが必要になってくる。じゃ最初から中央集権型のデータベースを使えばいいじゃん?だからこの技術が発明されてからもう10年以上経ったけど、暗号通貨以外の応用はまだ見つかっていない。

暗号通貨は確かに有効な応用だが、その非中央集権型の本質も疑われている。

理想的に、個別のデバイスが自分の「計算力」を提供したら、暗号通貨のネットワークでトレードができる。でも、普段使っているデバイスでそんな計算をするのは現実的ではない。

だから、ネットで自分のサーバーを提供して、「暗号通貨取引所」を成立させた人がでてきた。取引所のお陰で、人は自分のスマホで取引ができるようになったけど、それじゃ「非中央集権」はまた「中央集権」になってしまう。

だから僕はこんなテクノロジーがあまり好きではないけど、多分ブロックチェーンと暗号通貨はこれからまだいろんな理由で、各地の人に使われるんだろう。

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